食品サンプルについて

食品サンプルの歴史

食品サンプルの歴史を紐解くと実は大正時代にまで遡ります。最初は食品の見本として誕生しました。それまでは文章で書かれたメニューを想像するしかなかった料理を、食品サンプルを見る事によって視覚的にその料理の魅力が明確に伝えられるようになったのです。

当時の素材は蝋を使っていたので加工性はよかったのですが、直射日光の当たるショーウインドウで形が崩れてきたり退色が激しいなどということもあったようです。現代では主に合成樹脂が使われ耐久性も再現性も高いものになっています。

近年は単なる食品メニューであったサンプルが趣味やアートの領域に進出してきています。作家さんによる様々な工夫を凝らした作品や、アクセサリーなど実用性をもたせたもの。リアルさだけにとらわれないまさにアーティスティックな作品も多く目にできます。

また食品サンプルは日本発祥で数ある日本文化「JapaneseCulture」の一つでもあります。その根底には食品を無駄にせず、ものを大切にする「もったいない」という日本独自の考え方があるのです。

その独自に発達した日本文化である食品サンプルは海外からも注目され、日本土産として購入することはもちろん制作体験に参加される観光客も多くなってきています。

食品サンプル体験

わたくしどもでは食品サンプルの楽しさを体験してもらうための教室やイベントを定期的に開催しています。まずは実際にモノづくりを体験することでその良さを実感することができるのです。体験教室の様子は時折TVなどでも放送され誰でも楽しく学べると話題になっています。食品サンプル作りは決して難しいものではなく、その技術さえ知っていれば気軽に作れるものなのです。私共の教室が食品サンプルと触れ合うお手伝いとなれること、日本発祥の文化を世界に発信し単なる食品見本としてのサンプルではなく、実用的で「見て」「触れて」「楽しい」をコンセプトにして食品サンプルを紹介していきたいと思っております。

日本食品サンプルアート協会

私が認定を受けている日本食品サンプルアート協会は「食品サンプルを作って人生を輝かせる」を協会ミッションとして食品サンプルの魅力を日本だけでなく海外でも広げている協会です。食品サンプル作りを通して自分が楽しむのはもちろん、作った食品サンプルをSNSなどに情報として発信し、見ている人を楽しませることにも繋がります。日本ならではのモノづくり文化を楽しむこと、自分の得意とする分野を通し同じような趣味を持つ友達を増やすことは人生をより輝かせることにも繋がります。

協会で講座を受講して協会認定インストラクターになるとサンプルアートを広げる活動に参加できるので、ただ資格を取るだけでなく幅広く活躍でき、生かすことのできるのです。食品サンプルの制作者としてさまざまなイベントに参加することもできますし、デザインやセンスをいかし自分だけのこだわりのオリジナルブランドを展開するなど幅広く活躍できます。

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